大阪珠算協会は、珠算指導者講習会や研究会、研修会などを通じて、日々指導力向上に努めています。

ごあいさつ

　
　計算する道具としてのそろばんから、教育器具としてのそろばんへ、ドラマチックな変遷を遂げてきたそろばん教育において、大阪珠算協会は、常に「最大」ではなく「最良」の団体を目指してきました。今後もその方針が揺らぐことはありません。

　当協会が実施する検定や競技会は、そろばん学習を進める上で有効な手段として位置づけています。合格や勝つことだけを目的にしているのではありません。そろばん学習によって磨かれる珠算式暗算能力や集中力をより効率的に獲得できるように、学習者の発達段階に応じて提供するさまざまな栄養素が、これらの行事となります。ただ、この栄養素は、単独ではなかなか効果を発揮できません。日頃のコツコツとした努力の積み重ねというエネルギーが、効果の発揮には不可欠なのです。

　日頃のコツコツとした努力、すなわち授業・練習の大切さは改めて申し上げる必要はないでしょう。私たち大阪珠算協会会員は、「最良」の珠算教育団体を目指し、すべての学習者の能力と可能性を引き出すお手伝いができますよう、「最大」の熱意をもって日々指導環境の改善と指導技術の向上を目指す団体でありたいと願っています。

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